年に一度ほど、本焼きでこまごまとした物を作って楽しんでいます。趣味で。
この青い鳥は壁かけ用にと思っていましたが、ブローチにしてもいいかなーと。
これが素焼きだと、尾っぽの部分の強度が心配になるところですが
本焼きは素焼きに比べて強度も耐水性もあるので安心です。
本焼きと素焼き、どちらも元は土ですが焼きの工程、温度の差で違った表情になります。
どちらもそれぞれの良さがありますが、
私が素焼きを選んで制作しているのは、落雁のようなマットな質感が好きだからです。
用途も限られ、実用性にもかけますが、そこのところも自分らしいとも思えるのです。
イチョウの木が落としてくれた銀杏。
色づいた落ち葉の中から、銀杏を探すことに
ついつい夢中になってしまいます。
数年前に、”銀杏は茶封筒に入れレンジでチンすれば
簡単よ“と友人から教わりました。
でも実行したのは、二、三回でしょうか。
やはり私は、火でコロコロ、パチパチと炒るのが良いです。
その時間が好きなのだと思います。
単に楽しいです。
青々とした葉、黄葉になった秋のイチョウ。
臭い放つ美味しい実。
何といっても葉の形も素晴らしい。
とわたしの思いです。
友人宅におじゃまする日、駅から街路樹を歩いて行きます。
その時間がとても好きです。
街路樹のプラタナスは、大きな葉で木陰を作ってくれて、
また鈴のような可愛い実も落としてくれる。
とくに楽しい気分にさせてくれるのは、幹です。
この不思議な模様と色合い。
すごく愛らしい。
思わず、ありがとうと呟いてしまいます。
来年の干支は、亥です。
迷いなく、まっすぐに突き進むイノシシにあやかって
パワフルな一年にしたいものです。
そんな思いで、干支を作ってみましたが
なんとも呑気な生地になっております。
しかし、これから焼きに入りますので、しっかり気合を入れた人形に
仕上げていきたいと思います。
昨日、柘榴の実を頂きました。
春からずっと思い焦がれて待っていた柘榴です。
昨年の柘榴は小さくて可愛いらしい実でした。
今年のは、大きいです。
なぜそんなに待ち遠しかったのか‥
古道具屋さんで見たそれは、黒く硬い美しい塊となった柘榴の実でした。
店主さんが乾燥させて作ったそうです。
“10個作っても上手くいくのは1個ぐらいだよ”
“コツはないよ、たまたま出来るか腐るかだよ”
とおっしゃってました。
それで私も。
昨年の実は小さかった事もあってまあまあの出来ですが、迫力にかけます。
もっと黒くなるのを待ってるとこです。
今年の柘榴の実は上手くできるかな。